耐震診断とは

耐震診断とは、以下の項目を調べ判断することを言います。

  • 建物が地震によってどれくらいの被害を受けるか?
  • 建物は地震に対して安全かどうか?

日本は地震の多い国ですので、耐震診断は重要な調査です。

コンクリート強度測定

コンクリート強度測定には、2種類の方法があります。

①シュミットハンマー法

コンクリートをシュミットハンマーと呼ばれる機械で直接打撃し、衝撃の反射の強さ(反発度)からコンクリートの強度を測ります。
シュミットハンマー法では、コンクリートを破壊せず測定することができます。

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②圧縮測定法

専用の機械を使用し、試験体(コンクリートコア)を抜き取ります。抜き取った試験体は圧縮試験機で圧縮し、強度を測定します。
シュミットハンマー法よりも、正確な強度の値が測定できます。

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中性化試験

コンクリートに薬品を吹きかけ、中性化(コンクリートのアルカリ性が徐々に失われる現象)の進行がどの程度かを調査します。
壁・柱・梁を対象に調査を行います。

【柱・梁】
コンクリート部分をはつり、測定します。

柱中性化状況

【壁】
コンクリート部分を抜き取り、測定します。

コア中性化状況

配筋調査

鉄筋探査機と呼ばれる機械を使用し、コンクリート内部の鉄筋の位置を測定します。

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不同沈下測定

水準器と呼ばれる測定器具を使用し、建物の部分的な沈下が無いかを調査します。